楽天カードのラインナップの一つに「楽天ANAマイレージクラブカード」というクレジットカードがあります。
楽天カードにAMC(ANAマイレージクラブ)の機能が一体となったカードになっています。通常の楽天カードやANAカードとはどう違うのか?っていうことと、このカードを作るべきかどうかについても紹介したいと思います。
楽天ANAマイレージクラブカードはANAカードじゃない
まず、楽天ANAマイレージクラブカードはいわゆるANAカード(ANAのクレジットカード)ではありません。
このカードは「ANAマイレージクラブカード」とあるように、ANAカードではなくANA会員証なのです。
楽天ANAマイレージクラブカードは通常の楽天カードに上記のクレジット機能なしのANAマイレージクラブの機能が一体化したカードなのです。
なので、ANAカードに見られるような以下の機能や特典は利用できません。
- カード入会時や更新時のボーナスマイル
- ANA便搭乗時のボーナスマイル
- その他ANAカード専用の特典
あくまでもANAの会員証機能だけが付帯したものとなります。
通常の楽天カードと楽天ANAマイレージクラブカードの違い
基本的にはほぼ同じです。ただし違う点が一つあります。
それは「完全年会費無料」ではなく、「年1回以上の利用があれば年会費無料」という実質年会費無料であるという点です。
ハードルは低いので大した差ではないのですけどね。
ちなみに、通常の楽天カードと楽天ANAマイレージクラブカードの二枚持ちはできません。既に楽天カードをお持ちの方は一旦解約してから、楽天ANAマイレージクラブカードを申し込む必要があります。
楽天カードの利用でANAマイルが自動的に貯まるコースが選択可能
楽天カードで貯まるポイントは「楽天ポイント(楽天スーパーポイント)」ですが、楽天ANAマイレージクラブカードの場合「ANAマイルコース」を選ぶことができます。
この場合、200円利用につき1ANAマイルと0.5%相当のマイルが貯まるようにすることができます。
ただし、SPU(スーパーポイントアッププログラム)などの特典分のポイントは通常の楽天カードと同様に楽天ポイント(期間限定ポイント)となります。
ちなみに、楽天ポイントは2:1のレートでANAマイルと交換することができますので、実質的な差はありません。
ただ、楽天ポイント→ANAマイルの交換は月間2万ポイント(1万マイルまで)の上限がありますので、それ以上に貯める方は楽天ANAマイレージクラブカードの方が良い感じかもしれませんね。
もっとも、それだけ買い物するなら本家のANAカード(1%相当のマイル)を貯めるほうが圧倒的にいいと思いますが。
入会特典がちょっとだけお得(ANA楽パッククーポン付)
あんまり通常の楽天カードと比較してもメリットを打ち出せてない感じがするかもしれませんが、大きなメリットと言えば、入会特典があります。
楽天ANAマイレージクラブカードに入会すると、通常の楽天カードの特典+楽天ANAマイレージクラブカード専用の特典が受けられます。
その特典は「ANA楽パック(航空券+宿)」で使える4000円クーポン(3万円以上利用時)です。近々で飛行機を使った旅行などの予定があるかたにはいいかもしれませんね。
まとめ。個人的には普通の楽天カードが良いと思うけど
どうしても中途半端な感じがしますね。
マイルを貯めたいけどANAカードは年会費がかかるから絶対に嫌という方向けでしょうか。特段の事情がなければ通常の楽天カードの方が良いと思います。