楽天証券では「投資信託ポイント投資サービス」というサービスを2018年から開始しています。投資信託ポイント投資サービスというのは、楽天ポイント(楽天スーパーポイント)を使って、楽天証券で「投資信託」を買付することができるサービスとなっています。
同種のサービスに、「ポイント運用 by 楽天PointClub」がありますが、これとは少し違います。
楽天ポイントを使った投資・資産運用であれば、こちら「投資信託ポイント投資サービス」のほうが使い勝手も、メリットも大きいです。
投資信託ポイント投資サービスと楽天ポイント運用の違い
楽天ポイントを使った投資サービス2つについて、それぞれの違いを紹介していきます。比較すると以下のようになります。
楽天ポイント運用 | 投資信託ポイント投資 | |
---|---|---|
購入対象 | 2種類から選択する (アクティブ or バランス) |
楽天証券が扱う投資信託の中から選べる。 |
楽天証券の口座 | 不要 | 必要 |
購入単位 | 100ポイント単位 | 1ポイント単位 ※ただし、投信の最低購入価額は100円なので不足分は現金が必要 |
利用可能なポイント | 楽天スーパーポイント(通常ポイント) |
楽天スーパーポイント(通常ポイント) |
投資に使えるポイント上限 | 各コース3万ポイントまで | 上限なし |
売却時のポイントの扱い | 楽天ポイント | 現金 |
SPU | なし | 月500円以上投資で楽天市場のポイントが+1倍 |
楽天ポイント運用のメリット、強み
楽天ポイント運用は証券口座不要で最低投資額の100ポイントさえあれば、いつでも始めることができるという手軽さが魅力です。また、売却時は楽天ポイントで返還されるので、「楽天ポイントまま運用したい」「投資はしたことがないけど、少し気になっている」というニーズに合致します。
楽天証券 投資信託ポイント投資サービスのメリット、強み
一方の投資信託ポイント投資サービスの場合は、投資対象が投資信託全般で、汎用性が高いのが魅力です。1ポイント単位で投資ができるので、こちらは、楽天証券を使った投資信託投資の補助として使えます。
なので、投資経験者の方や楽天証券ユーザーの方、これから投資信託を使った資産運用をしたいという方に向いています。
さらにもう一点、投資信託ポイント投資サービスは楽天市場のお買い物キャンペーンである「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」の対象となっています。
(SPU)月1回500円以上のポイント投資で楽天市場のポイントが+1倍
上記の条件を満たせば、その月の楽天市場でのお買い物すべてに対するポイント還元率が+1倍となります。
仮に総額3万円のお買い物をしていれば300円分もポイントが追加でもらえるようになります。楽天市場で日常的にお買い物をしている人は、ぜひともこの条件は見たいしたいところです。
でも500ポイントもポイント投資なんて……と思うかもしれませんが、条件はめちゃ楽です。
- 月1回500円以上のポイント投資をする
という内容なのですが、これは500円以上の投資信託の投資に「最低1ポイント以上」の楽天ポイントを使って投資をすればOKなのです。
なので「1回499円と1ポイント利用で合計500円分のポイント投資をした」という場合も条件を満たしたことになります。
投資信託はいつでも売却できます。買付した後に売却したとしてもSPUの特典は受け取れます。
楽天ポイントの現金化が実質的に可能になる
また、楽天証券 投資信託ポイント投資サービスの活用法の一つとして「ポイントの現金化」が挙げられます。
楽天ポイント
→値動きの少ない債券系の投資信託
→売却
→現金化
という流れを取れば、保有している楽天ポイントをほとんどロスを出さずに現金化することができます。楽天ポイントを現金にしたいというニーズがある方には有難いかもしれませんね。
楽天証券 投資信託ポイント投資サービスの始め方
楽天証券の口座が必要です。
そのうえで、楽天証券の設定を「楽天スーパーポイントコース」に設定する必要があります。
楽天証券に口座を開設して、管理ページにログイン後
- 設定・変更
- ポイント
- ポイント設定(ポイントコース設定)
とすすみ、「楽天スーパーポイントコース」を選択し、楽天IDと連携をします。これで楽天証券で投資信託を買うときに「楽天ポイント」が使えるようになります。